徒然にゆびならし

趣味や好きな事(主に映画やダイエット体験談)を思うままに書き綴りたいと思うアラサー。

娼年は、また新しい扉を開いた感がある(感想・ネタバレ

PROに入ったので、やったーまったり更新するぞーとか言わずに、記憶が新鮮なうちに直近で観たものの感想を書いていこうと。

新感染……は、また後日。

 

娼年

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公式はこちら

http://shonen-movie.com/sp/

 

周囲は全然話題にしていなかったんですが、何となく文字からして「これは、何とも妙な匂いがする」と思っていました。

舞台や小説になっているよーくらいの前情報と予告だけで、成る程18禁なのかー。と大した知識も無く映画館に(単身で)行った私でしたが、ひたすら腹の下を殴られる様な感覚を覚える。

 

◆ストーリー

主人公のリョウは、良いところの大学生。バーテンのバイトをして、学校にはあまり行かない日常を送っていた。「女なんて、あんまり……」と言った感覚の持ち主。

そんな中、バーテンで出会った静香(クラブパッションのオーナー)に今まで見ていた価値観を徐々に再構築されていく。

 

ざっっくりと。公式サイトでもストーリーは書いてあるだろうけど、こんな雰囲気です。

 

 

 

以下、感想とネタバレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画が始まって早々に、もう始まっています。こちらの心のゴングなんて知らんと言わんばかりに、後ろ姿でリョウが知り合ったばかりであろう女子とガツガツと致してました。

何だろう……腰、すごい頑丈なのかな……??と見ているこちらが心配になる程の腰使い。

ほぼ満席の映画館に、視覚は揺れる尻、聴覚はボリュームを絞らない喘ぎ声という中々普通の映画館では観ることができなそうな作品を自分は観ているんだな……と愛する映画のお供、ポップコーンを食べる手が完全に止まっていた。

ポリポリ食ってる場合じゃないだろ、黙って観てろよ。

隣のお兄さんから、そんなテレパシーみたいなものを受け取ったか違ったか、とにかく場面がそういうシーンでは食べる手が止まってました。

でも、バーテンのシーンか、街中のシーン以外は殆どそんな感じなので、食べる隙がない。

いや、ポップコーンを食べにきたわけじゃないんだけど。

 

 

話を戻します。

クラブパッションとは、平たく言えば売春の男性バージョン。そこのオーナー、静香から「貴方のセックスとやらを見せてよ」的なことを言われ「別に良いですよ……帰っても寝るだけだし」あっさり承諾。

実際は静香の娘、咲良がリョウの相手をし、静香はそれを鑑賞しているというというか

そんな現場、観てる私の方が終始心が不安定になってたと思う。

その後、静香には初見気に入られなかったものの、咲良に気に入られてクラブ入りを果たすリョウ。

本当に、頭がクラクラするくらいの濃厚で怒涛な濡れ場がほぼ休みなく続いていく。

AVのいいとこ取りを連続再生してる感覚すらあった。

 

お客さんも、皆曲者というか

癖の強い、アクの濃い人たちばかり。

映画館で「フフッ」と失笑されていたのが、旅館にリョウを呼んでアレコレしていた夫婦でしょうか…… 

私は何を観せられているのだろうか。

悟りの境地が垣間見えました。

一人、クラブトップの東くんが一際目を引いたというか、現れた瞬間に「あー、この子もリョウくんに色々されるんだろうな」と観ていたら

逆だった。リョウくんが色々されていた。

「お願いだから、指を折ってくれ」と言う東くん、この辺は痛々しすぎて観れなかった、ごめんなさい。

 

情事の数は多くとも、ストーリーはちゃんと展開していきます。当たり前なんですが。

そんな数多くの仕事をこなしていたある日、遂にVIPとして上り詰めたリョウ。

「ご褒美をあげる」と静香に言われ、「それじゃあ、貴方と付き合いたいです」と返すリョウ。

世界観や価値観を変えてくれた静香を、一人の女性として見たい。もう一回俺のセックスを見てくれ。初回のあの時よりきっと上達したであろう、と押し倒しながら迫っていく……

こうして、お話は佳境に入っていく感じです。

 

 

◆個人的には、恐怖が先に立ってしまった。

役者さんがめちゃくちゃカッコよくて、正しく体当たりの演技で容赦なくガツガツ致していくのですが、主に女性を攻める時

めちゃくちゃ高速なんです。手も腰も。

特に手の動きが、嘘でしょ怖い……と涙出そうになったのが正直な感想でした。

演技だからオーバーリアクションなのかな? リョウくん、きっと最後にはガツガツな動きはしないよね……と思って食い入るように観ていたのですが……

 

この確認は、劇場か円盤化した際にお願いしたいです。

性行為自体に恐怖。という事ではなく(むしろそっちの興味が大きかったのが本音)

あまりにも……な演技の派手さに、心が冷えてしまった

と言った方が近いかもしれないです。

役者さんがーとか、脚本がーとかでは無くて、私の心構えが足りなかったのかも。

 

 

あ、それと本日執筆者の誕生日です。

ポップコーンください!