徒然にゆびならし

趣味や好きな事(主に映画やダイエット体験談)を思うままに書き綴りたいと思うアラサー。

【映画/ネタバレ】反芻することの大事さ【トイストーリー4】

お久しぶりです、阪本です。

最近は、映画を観つつもあまり文章にするという行動に移せずにいました。

PRO入ってるのに! 勿体ない! と言う頭もあるのですが、食指が向かないとなかなか実行できないし、でも書きたい気持ちも無くはない。ので、少しずつではありますが指ならしをしに帰って参りました。

 

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今回は、こちらです。

ディズニーシーでは、いまだに朝イチにファストパスをおさえないといけない程に大人気のトイストーリーの完全新作です。

 

この結末は想像を超える。

 

この謳い文句に、嘘偽りはなかったです。

 

あらすじ

おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。

ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。

ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。

フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。

一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。

出典:トイ・ストーリー4 : 作品情報 - 映画.com

公式サイト:トイ・ストーリー4|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式

 

 

今回は、あまり他の感想を挟める心の余裕がなさそうなので、さらーっとネタバレをしながら書いていきます。

まだ未視聴な方、そして「4、めっっちゃ楽しかったよ!!!」と大絶賛の方は、一度ここでストップした方が良いかなと。

酷評と言うよりは「私が思ったことを書き散らしている」文章です。もはや感想とは違う気がしております。

どうぞ、各自で御自衛をお願い致します。

 

この作品が賛否両論の嵐と言う感想が、初めのうちは意味がよくわかっていませんでした。

なんなら視聴直後は「よかったねぇ!」と友人と語らっていたほどでしたから。

隣にウッディの夢女(友人)がいたのに、こんなことを言ってしまった私の罪は海より深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

観たあとと、観てから少し経ったあとの感想

最近、少しずつ出てくるようになりました。

先日記事にした

これがそうでしたが

観た後と少し経ってからの感想が全然違う。

初めこそ「なんかパッとしないな……」と思っていた映画が、思考を巡らせれば巡らせるほど

「えっ……これヤバイ、エモ過ぎない……??」と変化していく。

 

タイトルのトイストーリー4は、これを真逆に行きました。

 

考えれば考えるほどに「これは……人に薦めにくい」と(主観ですが)なりました。

楽しみにしていたハードルは飛び越えずに、ハードルに突っ込んで叩き割るような振り切り方でした。

 

私の場合なのですが、映画に没頭するあまりに

鑑賞中には物事を深く考えず、鑑賞後に様々な感想が飛び交う人間だったりします。

これも、ずっとずっと楽しみで

「ボニーは、今日もいっぱいあるオモチャ達と楽しく笑ってあそんでいるだろう」という、なんとも呑気な頭で、映画好きな友人らと初日夜に映画館へと足を運びました。

 

 

【あるある】が故に酷な描写

はじめに

「ウッディとアンディがどれだけ仲良しだったか、共に大事な存在だったか。そして、そこからウッディがボニーの手に渡る」描写に

「いままでのシリーズを追ってくれるんやなぁ初っ端から鼻水出るんですけど」

と涙目になってました。

ここから、ここからです。

 

ボニーの様子がおかしいのです。

 

あれだけ3で感動的にアンディと別れたウッディが、ボニーに遊んでもらえていない。

「私のカウボーイ!」言い、ブーツに自分の名前まで書いていたボニーが。

他のおもちゃと遊ぶことに夢中で、クローゼットに仕舞われっぱなしのウッディ。

 

これを観た当初は「……まあ、シリーズ通して、ウッディはこういう事多かったよね。不憫やなぁ、頑張れ頑張れ。大丈夫よ、また時期をみて遊んでもらえるよ」とか

阿呆ほど呑気なことを考えていた私を殴りたい。

だって、この時は知らなかった。

観終わるまではこんな感想が出たって仕方ない。

 

アンディを引き合いに出すのはアレかなと思いつつも、出さずにいられない。

アンディは、バズやその他のおもちゃが来た時でも、絶対にウッディを忘れることはなかった。

男の子が男の子用のおもちゃを大事にするという諸々の垣根を超えて、大学にまで持って行こうとした彼の手を離れて、「大事に遊ぶ」といった女の子に自ら手渡した。

その女の子が、男の子用のおもちゃにずっと興味があるかと聞かれたら、私は正直わからないです。

そんな事は関係なく、ずっと大切にする子も居るとは思うが、ボニーは違った。

カウボーイではなくカウガールを手に取り、

ウッディの胸に光るバッチをジェシーの胸に添えるみたいな事が起こる。

 

時にボニーは幼稚園へと行くが、どうにも引っ込み思案で友達ができない、そして、いつも一緒に遊んでいた大事なおもちゃも持ち込んではいけない状況へ。

不安の塊しかない時にボニーはどうしたかといったら、

自分で作っちゃえばいいやん、友達!!!(物理)

と言わんばかりに、図工の時間でフォーキーを作り上げた。

(この時、ボニーを保身してウッディが付き添い、フォーキー作りを手伝っている)

 

それからというもの、ボニーはフォーキーを自分の子供のように親しみ愛おしみ、常に自分のそばに置く日々を他のおもちゃ達は見守るしかなかった。

 

これ、映画が始まって15分も経たないくらいの話ですが、だいぶと精神的ダメージが大きくて、私自身書いていてどんどん辛くなってきています。

 

これは、どんどん箇条書きしていかないと、記憶がどんどん溢れていきそうです。

ババっと失礼します。

 

・ボニー一家がキャンピングカーでお出掛け!

・持ち出し厳選されるおもちゃ達もワクワク

・フォーキーだけが「自分はゴミだ」と言って周りの話を聞こうとしない

・すきあらばゴミ箱にインしたがるのを必死で食い止めるウッディ

・「これはボニーのためなんだ!」

・ワイ(いやいやいや、ウッディちょっと待ってよ!!!!!)

・中略

・なんやかんやで、ウッディとフォーキーの二人旅

・途中で昔一緒にアンディの家にいたおもちゃ、ボーと再会

・ワイ(ボーといい仲っぽいなぁ……)→まさかのラスト

・ギャビー・ギャビーちゃん可愛いよ

・今回は【コイツ敵です!】って人がいない気がしている

・「心の声に従え!」

・「これはボニーのためなんだ!」

・最早、ウッディの心がどこにあるのか。ボニーに遊んでほしくて仕方ないウッディは、どこまで精神的暴走をするのか

・青うさちゃんとヒヨコちゃんと謎の共闘

・君たちは「誰かのおもちゃになりたい」って言っていた気がしたけど、そこのところはどうなんですか……?

・ギャビー・ギャビーちゃん可愛いよ

・ギャビー・ギャビーちゃん可愛いよ

・ここまで来ると嫌なオチしか出てこない、嫌だ無理無理どうかどうか外れてお願いだ

・ギャビー・ギャビーちゃんは可愛いんだよ!!!!!!!

・お人形さん、拾ってもらえてよかったね!でも遺失物センター的なところに持って行ってほしいな!??!とか思ったよ!すんなり持ち帰っちゃって大丈夫????!!

・中略

 

・「彼女は、もう大丈夫だ」

・ワイ(えっ)

・「ボニーは、もう大丈夫だ」

 

私が全然大丈夫じゃなかった。

 

すっ飛ばしで箇条書きしましたが

本当に私が全然大丈夫じゃなかったです。

 

上記のセリフを言ったのが、バズですが

なんでそんな事を言ったのかが、私自身全然汲み取れなくて、

むしろなんでバズがこのセリフを言えてしまうのか。

 

「ウッディ、君はここまで本当によくやったよ。後のことやボニーはこちらに任せて、君は新しい世界を切り開いて行ってくれ」

 

とでも言いたかったの?? 嘘でしょ親友???

今までの出来事は何だったの????

 

全部全部、ただただボニーに会いたくて会いたくてまた遊んで欲しく動いていたんだよ、ウッディは。

遊ばれなくなって放置されたおもちゃは、なりふり構わず必死になる道しかない。

ボニーに見向きもされなくなった故の意地かもしれない。

ただもう一度、ただボニーに手をとって遊んでもらいたかったんじゃないの?

 

その気持ちが強くて、強すぎて、

ギャビー・ギャビーに、自分の心臓と言える自分の声を渡したんじゃないの?

あのシーンで号泣してたのは、私だけじゃない。小さな悲鳴みたいな声や、ため息が聞こえた。

ウッディが目覚めた時には、ボニーが好きだった声が出ないんだよ。

こんな残酷な展開をなんでぶっ込んで来たの。

おもちゃとしての核を取り上げてまで、どうして他のおもちゃを救おうとしたの。

挙句、ギャビー・ギャビーは本当に好きだった女の子からゴミのように扱われ、ほんと、ねえ、なんで、誰がこんな展開を思いついたの。

 

ウッディも、何故そんな悪魔の囁きのような言葉に背中を押されてしまったのか。

俺はもうこんなに頑張っても、ボニーに再び愛されないのではないか?とか、そんな、そんな、うそ、やめて、やだよ、そんな

 

あああああ…………

 

頑なに、それこそ誰よりも「ボニーのおもちゃである事」を誇りに(献身的、盲目的? なんであれ、ボニーが大好きなはずだった)思っていたはずのウッディに、それを側で見ていた相棒のバズ。

もしかしたら、バズも何かしらのバグを起こしていたのでは?? と勘ぐってしまう。

スペイン語とか話し始めてくるかと思った。そんな事はなかった。

 

そしてのあのエンディングです。

 

もしかしたら、ウッディはある種の呪縛から解き放たれたのかもしれない。

ボニーという、掛け替えのない持ち主に思考まで縛られていたのかもしれない。

そして、それらを断ち切り、ボー達と自由に生きるという道を選んだ。

 

 

私はそんな話を見たかったわけじゃない。

と言うのが一番の感想だと思う。

 

 

その追い討ちをかけるように、担当している声優陣が

「最高のストーリー」

「無くてはならない話」と手放しで称賛していて、涙が出てくる。

台本読んでるだけだよね??? ねえそうだよね????

 

 

日本語が全然書けなくなる、ただただ私が「嫌だ嫌だ」と書くだけのブログになってしまった…… こんな予定じゃなかったのに……