【雑談/葬い】プランターに愛しいあの子を埋めるまでの話
秋めいてきました。10月の台風も過ぎて、一気に気温が下がり、着るものに困る時期です。
お久しぶりです、阪本です。
今、新しい短期バイトの真っ最中なのですが、待機時間がべらぼうにあるのでこの時間に書きたいことを書いておこうかなと。
N●Kさんのお仕事なのですが、これも中々体験出来ないかと思うので追い追い書いていきたいです。と言うか、この後にでも書けそうな予感がします。
虹を渡ったあの子の話
うちに猫が来る前。
一羽のオカメインコを飼い始めました。
いたのです、猫ばかり写真に上げていましたが、いたのです。
ホワイトフェイスルチノー というカラーのオカメインコです。
名前は番長。メスでした。
ほんと……男の子だと良いなぁとか思って名前を付けたのですが、気付けば卵を産み落としていたので「なんか……すまん……」と謝罪したことを今でも覚えています。
女子ならスケ番だったかな???!!
今の家に引っ越す前、やや遠くても信頼できる鳥専門のお医者さんがいて、今の家からは中々遠くてそちらにかかることが出来ませんでした。
この事を、凄く凄く今でも後悔しています。
もう遅いのに。それでも、なんで、と。
始まりは目の炎症から
その日もいつも通り、水と餌を替える時に顔を見た時に、ふと違和感が。
目の周りが腫れてるように見える。若干動きも遅かったように思います。
鳥は体調不良を隠すプロです。
隠さないと野生で生きていけない為なんですが、発見が遅いと手遅れになることが多い。
「これは……近くの病院で診てもらえるかな……?」と、評判は可もなく不可もない病院へ連れて行きました。
・目を爪で引っ掛けて、炎症を起こし気味
・そのうの方に菌が居るので、そちらも対応しましょう
こんな感じに対処され、点眼2種類と飲み薬2種類。これを2週間弱、投薬していました。
ご飯も食べている様子だし、持ち直すかなと思っていた矢先、事態は急変。
あり得ないほどに床が水で湿っている。
籠の中に新聞紙を敷いていたのですが、それがやたらにびちゃびちゃで、でも吐いてる様子もない。
何が何だかわからず、でもご飯は!食べてる!もしかしたら投薬してるからおしっこがこんな感じなのかも!
とか……本当に馬鹿野郎でした……
水浸しの新聞紙を替えてから2日ほど経ち、やはり調子は良くなさそうだと、再度病院へ。
体内の糖分がほとんど水分として抜け出てます。
これは糖尿病です。
今夜が峠かと思います。
ん? んん?? えっ、よく分からない、何て??
糖分が抜け出て、糖尿病???
薬の副作用なのか、そのうの菌が暴れたのか、よく分からない状態で、そのまま緊急入院。
翌日早朝、病院から訃報の電話が来ました。
N●Kの待機場所(他にも人がいる)で、また泣きながらこれを書いてるわけですが、やはりまだ落とし込めてないなぁ。
最期を看取れなかったのが、結構キツかったのかなと。
その後、軽くなってしまった番長を病院に迎えに行き(2週間で20グラムも体重が落ち込みました)その道中で友人に相談させて頂き、プランターに木と一緒に埋めてあげようと言う流れになりました。
その友人は、少し前に亡くなってしまった飼い犬を苗木と一緒に庭に埋めていたなぁと思い出し、そんな感じにしたいんだよねぇ、でも庭が庭らしくないと言うか土がないと言うか……と言ったら
「プランターでいいじゃん! 金柑とか身を付けるやつ、いいよ!」
と、その勧めのままに、その日中にホームセンターで金柑やプランター、敷石などを買い揃え、
その荷物を持ったまま、からあげ専門店でからあげと軟骨を食べる
という、供養をしてきました。
今まで、鳥は何回か落鳥してしまっていましたが、ここまで豪快な事は初めてと言うか
ホームセンター付近にあったご飯屋さんがたまたまからあげ専門店があったというか。
「番長を食べる事はできないけど、本当に人間というのは業が深いものだよ」
鳥を肩に乗せて、鶏肉を捌くなんてこと、人間くらいしかできませんからね。
お別れだけど、確かにそこいる
ウチでは、落鳥してしまった子達の尾っぽを1本切ってリビングに貼って飾ります。
番長のが一番長いかなぁ…… 初代(はかせ)もソコソコ長いのが取れましたが、はかせは1歳なる前に亡くなってしまいました。
一時冷凍保存していた番長に土をかけ、金柑と一緒に植えて、水をたっぷりあげてからベランダへと出してあげました。
これから実もなって、どんどん大きくなって、鉢替えもするだろうし、その糧に番長が組み込まれるのかと思うと寂しさは少し薄れ、
また水をあげる時に「番長に水やらねば」とか言いながら行動していたりします。
本来なら、猫よりも長生きする(平均的な寿命)オカメインコなのですが、具合が悪くなると秒です。
本当に感覚的に秒です。
「あれ、なんか様子おかしい?」と思ったその瞬間に、信頼ある病院へ連れて行ってあげてください。
鳥飼いなら、こんな注意喚起は耳タコでしょうが……
2019年8月30日。
奇しくも早くに亡くなった友人の誕生日。
ウチに来てくれて、ありがとう。またいつか。