徒然にゆびならし

趣味や好きな事(主に映画やダイエット体験談)を思うままに書き綴りたいと思うアラサー。

世界一有名なウサギの実写映画。心が(色んな意味で)震えた……感想やネタバレあり

最近は、ジャンプワン終わったあとに喫茶店でブログを書くのがやんわり流れになってきています。

家にいると中々書かないというか、集中が続かなくて……足元で猫がじゃれたり家事をしたり諸々の理由はあれど。

 

さて、タイトル通りですが、観てきました。

ウサ公ことピーターラビット。どこどん。

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友人が「ウサ公」と言っていたのですが、鑑賞後には「あっ。そうね、ウサ公に違いない」と改めて思ったり。

予告を観ている時から「これって……どんな話なんだろうか……」と思ってましたが、だいぶとぶっ飛んだお話でした。

お父さんがパイの具になることしか前情報はなかった私ですが、それでも「動物いっぱいだし、お父さんお母さんと一緒に観ましょう!」みたいな流れは一切なかったです。

ある意味凄いですよね。あんなにかわいいのに!

 

ストーリー

ロンドンから離れた田舎町に住む、ウサギのピーターとその兄妹。
ほかの森の動物の仲間たち、画家の女性ビアと日々楽しく暮らしていた。

ところがある日、畑の持ち主であるマグレガーさんが居なくなった後、都会出身のトーマスがビア家の隣に引っ越してきて、大騒動へ。
トーマスは、イタズラが過ぎるピーターたちを追い出そうとし、それに果敢なまでに対抗するピーターたち。
更には、ビアの恋を巡る争いまで勃発。
はたして、ピーターたちは平和な日常を取り戻すことが出来るのか……!

 

 

ざっくりとこんな感じ。

これは、「んー、ふつう!」っていう人よりは賛否両論がスパッと分かれそうな作品かもしれません。

動物たちが可愛いんです……スズメちゃんやニワトリちゃん、狐や豚やハリネズミ……いっぱいいる……動物さんたち大集合だワイワイ……でも君たち、一旦落ち着いてくれ……

ちょっとやり過ぎではなかろうか……?

 

ここから先は、感想とネタバレが出てきます。

どうぞお気をつけ下さいませ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽くメタ発言とかが出て来るので、「ああ、そういう感じの映画なのかー」と観てたのですが、やや中途半端というか。

ピーターが画面外の私たちに「訴えたりしないでね?(笑顔」的なことを言ってて「お、おう……」と若干椅子を正して鑑賞していた記憶があります。

 

まず、動物たちの話から。

イタズラの度合いが本当にひどいし、自己中もいいところと第一感想。

マグレガーおじちゃんも、本当に手を焼いていたんだろうなと。だって自分の畑の野菜を動物たちが食べて漁って持ち帰るというパーティ状態。

こんなん畑の所持者じゃなくても怒るわ。

でも、昔観た動物アニメも、こんな感じ(畑を荒らす動物VS守る人間)だったなぁと、ふと思い出す。

お父さんがパイにされたのも、これは避けて通れない道筋だったのかも

ピーターが着ているジャケットも、お父さんのもの。ちょっとしんみりするけど「まあ……自業自得って言葉もあるから……」とも思考がよぎる。

お母さんも亡くし、ピーター含む4人兄妹と親戚うさぎ1匹が主に主犯格(?)として動き、マグレガーおじちゃんの遠い親戚に当たるトーマスをいびり倒す流れ。

かわいい動物達がこれをやるので、大分とオーバーな表現が入るんだなと。

とんでもない、人が死にかけます。

うさぎに人が殺されかけます。

うさぎにです。

うさぎサイドはホームアローン並みに、電流(人が吹っ飛ぶほどの威力)やらアレルギーのものを口に入れたり。(アレルギーの注射を打って倒れたりと、この辺は開いた口が閉じなかった私です)

その果てに、トーマスはピーター駆除のためにダイナマイトを持ち出します。うさぎ相手にここまでの道具を出し始めるトーマスに

「えっ、そんな大袈裟な……」と思う観客と

「いいぞ!!うさぎの家なんか消し炭にしてしまえ!!」の両極端な意見を見かけて、この映画の恐ろしさを見たというか……

 

人間サイドは、まずビアさん。

素敵なお姉さんかと思いきや、だいぶ個性の強い絵画を描く作家さん。

その息抜きに描いていたのがピーター達。(どうしてあの絵から、このピーター達が描けるのかが分からない分からないよ……!!)

うさぎを家族同然として見ているので、可能なら畑の解放とかどうかしら……?とトーマスに提案していた辺り「この人も大分とサイコチックだな?!」と素直な感想。

ビアさん、貴女が畑を耕したらどうかな?(笑顔

トーマスは、散々書いてますが不憫な星の生まれなんじゃないかと……でもビアと知り合えたし、そんなに不幸でもないかも。

うさぎとのガチ玉の取り合いバトルに本腰が入ったところは笑ったんですが、どんどん拍車を掛けてきて最終的には笑えなくなってきて……ふふ、つらい。

トーマスの性格も嫌いじゃないから、余計にだなぁと。

 

後半は、双方の行き過ぎた攻防戦と若干のすれ違いで、ビアが完全にピーターの肩を持つというか

まあ普通に客観視したら、トーマスの気が触れたようにしか見えないから仕方なかった。あれは仕方ない……ドンマイよトーマス……

そして、幻聴なのか本当に聞こえているのか、トーマスがピーター達の言葉がわかるようになった辺りで「あっ。やっとファンタジー的要素が入って来た!! ビアの方がずっと長い時間いただろうに、なんで聞こえないかな?!」とニコニコしながら観てました。

あれは精神的に病んでしまった……のかな……?

 

そうそう。忘れちゃ行けないのは鶏さんですよね。出番こそ少ないのに、めちゃくちゃクセが強くて、朝が明けて鶏が出てくる前から笑いが聞こえてきて和んでました!

吹き替え最高でしたよ……だから笑いが出たんだろうなって感じも……!(千葉繁さんが声を当てていらっしゃいました)

 

総評というか、これは子供と一緒にはあまり観たくないというか、友人達と笑いながら観たいなと思う一本でしたマル! 

あと、日本版だけかと思いますが、ED明けに他所様のうさぎちゃん写真が流れてきて

フ○テレビのアナ雪を彷彿。(みんなでアナ雪を歌おう!的な)

まさか映画館でこんな感じの演出があるとは思わなかったので、びっくりしました……

うさちゃんみんな可愛いけど……けど……っっ!